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Posted by たまりば運営事務局 at

けやき小学校 総合的な学習

先週の1/9(木)から「西東京市の自然を守る」研究発表展示を行っています。
今回の展示は、西東京市立けやき小学校5年生の皆さんの約半年間にわたる取り組みの成果です。

9月に東大田無演習林でのフィールド学習、10月に市民団体との対話学習などを行い、本やWEBでの調べものにとどまらない研究発表となっています。

この取り組みは、けやき小学校の教諭の発案で、小学校・市民・大学(研究機関)・科学館が連携して実施しました。これからも世代を越えて地域をつなげる大きな流れに育てていければと考えております。



けやき小学校の教諭からのコメントも一部抜粋してご紹介します。

子供たちは、4年次に「森林が自分の生活を支える水とつながっていること」、5年次に「環境を守ることが農産物や水産物を豊かにすること」を学びました。また、ニュースなどから地球温暖化や異常気象についての知識をある程度もっていました。しかし、環境問題について自分のこととして捉えることができず、環境を守ることを日々の生活の中で実践するまでにはいたっていません。そこで、身近な西東京市の自然を取り上げ学習を行うことになりました。

東大農場・演習林(※)を訪れた後、「東大農場・演習林の存続を願う会」の活動について学びました。お話を聞く中で、環境を守るための努力を知り、自分たち自身が環境を守っていきたいという気持ちを持つことができたのではないかと思います。
環境を守るために自分たちにできることについて調べ、自分たちの考えを発表することができました。

(※東京大学大学院生命科学科学研究科附属態調和農学機構及び同研究科附属田無演習林)  


  • 2014年01月14日 Posted by tamarokuto at 18:21Comments(0)

    1月2月のプラネ新番組!

    新年あけましておめでとうございます!

    1月から全編生解説のプラネタリウムも新テーマとなりました。
    今回は日本の宇宙開発を取り上げます。

    昨年9月のイプシロンロケットの打ち上げは記憶に新しいですね。
    (打ち上げの様子は52:00頃からご覧ください。)



    それから2010年6月に地球に帰還した探査機「はやぶさ」は、プロジェクトのたどった軌跡が映画化されるなど大きな話題になりました。

    (C)池下章裕/MEF/JAXA・ISAS


    そして最もタイムリーな話題として、現在ISS(国際宇宙ステーション)に滞在している若田宇宙飛行士のことも紹介します。
    なんと3月からは日本人として初めてISSの船長に就任するんです!

    と、挙げ始めるときりがなくなってしまうので、続きはぜひプラネタリウムで。
    その日の夜見られる星空の解説と併せてお楽しみください♪  


  • 2014年01月06日 Posted by tamarokuto at 10:13Comments(0)

    1月の館長コラム「時の歩みに触れる新年」

    新しい年がはじまりました。手帳やカレンダーを取り換え、この1年の計画に思いを馳せた方々もいらっしゃるでしょう。年が改まっただけで、身の回りの世界が新しくなったように感じるのは何故でしょうか?子どもの頃から新年を迎える度に不思議な気がしています。時間は流れて留まることがありません。時間まで含めると、私たちは絶えず移り変わる新しい世界の中で過ごしているはずです。お正月は特にこの時間の歩みに気づかされる機会となっているのかもしれません。

    多摩六都科学館に勤めてこのコラムを書き続けていますが、年末年初に書いた話題では多くの場合、時の流れに触れていることに気づきました。私の場合、一年の中で時の歩みを意識することが多い季節なのかもしれません。

    時間のことを書いた本に引用されることが多いキリスト教神学者アウグスティヌスの言葉があります。それによると『時間とは何か。私に誰も問わなければ、私は「時間とは何か」を知っている。しかし「時間とは何か」を問われ、説明しようと欲すると、私は「時間とは何か」を知らない。』と言う表現があります。

    アウグスティヌスほどではありませんが、私たちも意識して時間とは何かを考えてみると自分でも納得できる説明は出来ないように思います。それだけ時間を意識した時、私たちは時間の不思議さに気づかされます。その一つが時の歩み方です。

    無意識に私たちが日常で触れている時の歩みは時計やカレンダーで確認して過ごす時間です。この時間では、60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日、日を重ねて月を定め、12ヶ月で1年と単位とする時間を繰り返しながら時の歩みが進みます。めぐる時間と言って良いでしょう。これに対して宇宙誕生から138億年など、時の流れの中に繰り返す現象が見つけにくい時の歩み、例えば生命の進化などを示す際に使われる直線的に流れる時間もあります。この方は過去から現在、そして未来へと一方向に流れる時の歩みが強調されている気がいたします。

    お正月を迎える度に私たちが意識する時の歩みはめぐる時間です。これに対して誕生日に意識する年齢は直線的な時の歩みになるのでしょうか。いずれにしても私たちは二つの時の歩みの中で生活していることが分かります。

    人類が地上に現れ、時の流れを意識したとき、生活の中で利用したのは、めぐる時間が最初だと思います。そのため古代から利用してきたのは月や太陽の動きに現れる周期現象でした。月の場合は月の満ち欠け、太陽の場合は最初に日の出や日没の地平線上での位置が季節で変化することが利用されました。

    現在、私たちが使っているカレンダーは太陽の動きをもとにつくられ「太陽暦」と呼ばれています。これに対して、この太陽暦が採用される以前、日本で使われていた旧暦では、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを配慮して作られた「太陰太陽暦」が使われていました。

    面白い事に今年のカレンダーの1月は、旧暦の12月と重なっています。そのため元旦が旧暦の12月1日で新月の日に当たり、1月30日まで旧暦の月の満ち欠けに従って夜空を楽しむことができます。

    めぐる時の歩みを刻む日月年が一斉に同時スタートするお正月。太陽暦と旧暦の月の満ち欠けが重なる2014年1月は日頃意識しない時の歩みに触れる最適の機会かもしれません。



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    髙柳 雄一 (たかやなぎ ゆういち)

    1939年4月富山県生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後
    日本放送協会(NHK)にて科学系教育番組のディレクターを務める。
    1980年から2年間、英国放送協会(BBC)出向。
    NHKスペシャル番組部チーフ・プロデューサーなどを歴任し
    1994年からNHK解説委員。高エネルギー加速器研究機構教授(2001年~)
    電気通信大学教授(2003年~)を経て、
    2004年4月、多摩六都科学館館長に就任。
    2008年4月、平成20年度文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)
      


  • 2014年01月04日 Posted by tamarokuto at 09:57Comments(0)